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My Hero

 昨日は一生忘れない日を過ごすことができました!

私のHero's List(会いたい人リスト)にのせている方にお会いすることができました。

それはムハマド・ユヌスさんです!!!

今更ですが、グラミン銀行の総裁であり、バングラデシュにおいて無担保小口金融「マイクロファイナンス」という手法を生み出し、貧困層へ多大な功績を評価されています。その功績を讃えられ、2006年にノーベル平和賞を受賞された方です。

今回、ユヌスさんと対面できた経緯は、北海道大学が名誉博士号を授与するため来札されました。
29日の主な予定は
・北海道大学での授与
・紀伊国屋書店(札幌店)でのサイン会 16時〜
・北海道大学・北海道新聞主催のシンポジウム「貧困のない社会づくりを目指して」18時半〜20時45分

でした。

私はサイン会、シンポジウムに参加しました。

サイン会には、平静を装いつつも開場前に到着し、最前列を確保(笑)

ユヌスさんに対しては、彼こそが「ソーシャルアントレプレナー」というイメージを持っていました。そのため、知識武装したエレガントな方(悪くいえばもっと固い方)かなと思っていました。
第一印象は、強い意志を持った目に本当に引きつけられるようでした。特に、情熱溢れる視線は大物にしかありえないとすら感じました。
誰かがこう言っていたのを覚えています。大物には2つのタイプが存在する。その特徴とは、目で判断できると。それは視線が定まってるタイプで、人とのアイコンタクトを反らさない目、もう一つは常に周囲に神経を張り巡らせ視線を散らしているタイプがいると。彼はまさに前者であると感じました!
さらにスピーチでも通訳の存在すら忘れてしまい、最初はずっと来場者たちに語りかけてくださいました。それが印象的でした。この後でのシンポジウムでも同じく熱心にお話をしてくださり、時間が足りなくなるくらいでした。

内容は、彼の経歴や出版の経緯を中心にお話しくださいました。

最初に出版された自伝は当初乗り気ではなかったそうです。
それは、自伝とは引退した時に書くものであり、現役で力を尽くしている者が書くモノではないと感じたそうです。そのため、断り続けていたそうです。でもフランス人記者の熱心な誘いに最後は口説かれたそうです(笑)

2冊目のご本「貧困のない世界を創る」 「Creating a World Without Poverty](英題)は彼自身の強い希望だそうです。当初は「次の資本主義を目指して」というようなタイトルと2つ候補を考えていたそうです。でも、アメリカの出版社からは資本主義を牽引しているアメリカに対して楯突くようなタイトルを止めてほしいと説得されていたそうです。また、「貧困のない世界を創る」は商業的に売れないタイトルなので止めてほしいと促されたそうです。
しかし、彼はこのタイトルが許可されないのなら、出版しないとの主張を通し、決まったそうです。

またファンにとっては嬉しい知らせもありました。
3冊目を現在執筆中とのことです。
内容は、彼のグラミンバンクでの経験を通した、将来の社会企業家に向けた指南書や実践書といった形式になる予定とのことです。

最後に一人一人持参した本にサインをして頂きました。
私は最前列だったため、順番が早かったのですが、興奮覚めやらずにずっと開場を後にできませんでした。全員が終わっても尚、、、

すると、ユヌスさんが写真撮影に応じてくれました。しかも個人で!
これは本当に嬉しかったです。
一瞬ヨン様の熱烈ファンの気持ちがよぎったくらいに(笑)
こういうチャンスのために日頃英語を学習しています。しかし、全然口が回らず撃沈↓
実はサイン時に直接質問をしたのに、メールしてくれと促されショックを受けていました。
でも、後で名刺を頂いていたことに気づきました!
今日は早速早朝に昨日の質問をメールでしてみました。まあ多忙の方であるため、期待は薄いでしょうが、、、



シンポジウムにも参加しました。
感想としては、非常に落胆しました。
ユヌスさんはこちらでも非常に誠実にスピーチしてくださり、またパネルディスカッションや質問でも真剣に対応してくださいました。

何が落胆したかと言えば、私たち北海道民に対してです。
はっきり言えば、レベルが低すぎる!
マナーが悪すぎる!

パネリストや質問者の方のレベルは、正直に高いものではないと思いました。
なぜなら、事前にユヌスさんのご本を読んだ人がどれほどいたことか?
スピーチの反応や質問の内容を聞けばすぐにわかります。もう8、9割は事前に読書していれば、書かれていることだと理解できるはずなのに!!

ユヌスさんには多忙の中、貴重な時間を割いてくれたからこうしたイベントが開催できたのでは?
時間が無駄になると感じないのか?

また、本当に途中退席する来場者が多すぎるのも気になりました。つねにドアが開閉され続けている状態は失礼では?反対にユヌスさんの気持ちを感じることはできないのか?


今回北海道の景気についてもディスカッションされました。その中で、現状打開や改善策もありましたが、私はそれ以前にやることがあると感じました。

それは学習(当然私を含め、各個人がもっともっと学習すること)、問題意識を持つこと(主体性を持つこと)、そしてマナーを身につけることです。

これだから北海道は危機的な状況なのではないでしょうか?

シンポジウムの内容は、今回は控えます。何だかネガティブキャンペーンになってしまいました(笑)
変にバイアスが掛かってしまうためでもあります。

みなさんはどうお考えでしょうか?


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